環境ってたいせつだよね


こんにちは!
目黒のフレンチレストラン「POMPETTE」のスタッフ、すずきです。

前回はヴィオニエというぶどうについてのお話でしたが、今回はそのヴィオニエが広く栽培されるようになったフランスの「ラングドック・ルシヨン地方」をご紹介したいと思います(・ω・)

昔はじめて習ったときは「ラングドック地方」「ルーション地方」と別々で教わったんですが、いまはひとまとめで扱われているようです。しかし「ルーション」じゃなくて「ルシヨン」っていうカタカナ表記が浸透しているようで、そこは知りませんでした。

場所はこちら。

ローヌ河からピレネー山脈があるスペイン国境まで続き、地中海沿岸をぐるっと囲んでいる、大規模なワイン産地です。
こういう場所なので、陸からも海からも常に風が吹いていて、湿度が低い点や日照日数が年間315日を超える点がぶどうの生育にとっても適しています。好条件がそろっていて、農薬をあまり使わずにぶどうを育てられるため、フランス随一のビオワインの産地でもあります。

もともと紀元前からぶどう栽培をおこなってきた地域で、ワインにまつわる歴史はとても長く、ローマ時代にはナルボンヌという町がワインの輸出港として非常に有名でした。
そのほかにもカルカッソンヌやニーム、モンペリエなど、多くの町にローマ時代の遺跡が点在しているので、観光にもオススメですよ~!

で、一昔前は、ブルゴーニュやボルドーといった名醸地とはまったく違って、大量消費のテーブルワインが量産される地域として認知されていました。
しかし、1960年代にフランス国内のワイン消費が「量より質」という傾向にシフトしたことによって、安くて量のあるワインの生産がメインだったラングドックは大打撃を受けます。ぶどう畑が放棄されちゃったりもします……。

そこで登場するのが、新しい試みのために新天地を求めたワイン生産者たちです。
彼らは、放棄されてしまった畑を買い取ったり、あまりメジャーじゃなかったぶどう品種を栽培したり、実験的なブレンドをしたりと、いままで培ってきた技術をもとに「つくりたいワイン」を追求する場所としてラングドックを選んだのです。

というのも、フランスのワインで有名な産地は「原産地統制呼称制度」という制度に基づいて、その品種や醸造、熟成など細かい規定を設けられており、畑のある場所次第ではかなりの制限を受けることになります。
「あれやっちゃだめー」「これ条件不足で販売できないよー」って言われちゃう要素が多いんですね。
その点、ラングドックは赤・白・ロゼ・発泡・天然甘口ワインなど幅広いワインを生産することが可能なので、比較的挑戦しやすい環境だと言えます。しかもぶどう栽培に最適な気候だしね。

そういうわけで、ラングドックという場所は、いま「旧世界の中の新世界」と呼ばれたりして、フランスの中でも今後を非常に期待される産地となっています。
近年では、テーブルワインよりも1ランク上のカテゴリーの「ヴァン・ド・ペイ」と呼ばれるワインが生産量を伸ばしているので、安価で品質の良いワインがどんどん増えてくる可能性大です!

観光するにも良し、ワインを選ぶにも良し!
「ラングドック・ルシヨン地方」って、かなり魅力的な土地だと思いませんか?(・∀・)
スーパーやコンビニでも見かける機会が多い産地なので、ぜひぜひ手に取ってみてくださいねー!

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さて。
次回は、だんだん秋めいてきたので、赤ワインにまつわるお話をしようかなと思ってます。
また読んでいただけたら嬉しいです~!

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